厳しかった冬の寒さも終わりを告げ、春の柔かな空気が流れ始めました。春はまた諸々の花々が咲き出づる季節であり、一方で別れと新たな出会いの季節でもあります。
にじの郷もオープン以来6度目の春を迎えていますが、うららかな陽気とは異なり、電気料金や介護用品の高騰などによって非常に厳しい経営環境にあります。
しかしながら、このような時だからこそ、介護が必要になってもいつまでも住み慣れた地域の中で安心して暮らしていきたいという多くの皆様の願いに応えることができるよう奮闘しなければなりません。今こそ高齢者施設として信頼を高めていく必要があるものと思っています。
新型コロナウイルス感染症は、国がその対策を緩めたとはいえ、ウイルス自体が消滅した訳でもなく、また感染力が弱まった訳でもありません。
ロシアによるウクライナ侵略も一向に終結への道を見い出せていません。
更にはトルコ・シリア大地震の発生やますますスピードを上げている地球温暖化など差し迫った災害対策も地球規模での大きな課題になっています。
ともあれ春は心を浮き立たせる雰囲気を持っている季節です。にじの郷も季節の雰囲気にあやかって利用者の方々に心温まるサービスを提供していく所存です。
にじの郷6度目の春に
理事長 鈴木 英司