理事長コラム
花の便り
2025(令和7)年度がスタートしました。
冷たい雨が降っています。暦の上では春本番なのにまるで真冬のような天候です。山間部では雪になったとテレビが伝えています。
今季は例年になく厳しい寒さの冬でした。にじの郷周辺では雪こそなかったものの、強い北風に見舞われる日が幾日もありました。今年の夏はいったいどうなることか今から心配です。
介護の世界も厳しい環境にあります。引き続く介護スタッフの不足に加え、米に代表される食品や介護用品の数々、電気料金やガス料金、まさに値上げの暴風に遭遇しているようなこの頃です。
けれど敢えて外を眺めれば、桜の枝には可憐な花が三つ、四つ、程無く満開を迎えることでしょう。厳しい寒さの冬を乗り超えてきたからの開花です。それはまるで人生や社会の有り様にも似ています。
だからこそ、私達は今この苦しい場面を乗り超えながら、モットーとする「利用者にも御家族にも地域の方々にもそして職員にもここで良かったと実感していただける施設づくり」に全力を挙げて取り組んでいきます。
新年度もどうぞ宜しくお願い致します。
4月1日冷たい雨の降る中で
社会福祉法人 虹の会
理事長 鈴木 英司